当然、会社は多くの人と組織で運営されているのであるが、狙うべき会社のシステムとは、
多くの人の知恵と行動が結集され、まるで一人の人が正しい理念と哲学を持って、社会の為、世界一を目指す人間のように(もちろん素晴らしい人間は、他人の意見にも耳を傾け、良いものは自分のものにして行く)、
会社のシステムが機能する状態を言う。自立的に成長する、感動する、
反省するシステム。
あらゆる企業は企業拡大を願って活動しております。しかし、従来型の企業(事業)拡大のパターンは、売上高拡大に伴いオーバーヘッドが拡大し、一人あたりの付加価値高の低下を招き、そして大企業病と言われる低効率な企業活動に陥り、衰退のパターンである外製化、外注化を促進し、企業内空洞化のサイクルに陥って行くことは周知の事実であります。
私が皆様と進めたいのは、この従来型企業拡大とは全く違うパラダイムの確立であります。
高効率とダイナニズムある企業拡大モデルを確立して、皆様を成功へと導きたいのです。
それは、企業(事業)拡大に伴い、オーバーヘッドが減少するスリムな高付加価値企業の確立であります。これはただオーバーヘッド(間接機能の要員)の人がただ単に少ないというのではなく、間接機能の要員が本来機能の付加価値を高め続ける様なパラダイムを確立することによって成し遂げると信じています。
これを成し遂げるには、私と、貴方達とで、今までやって来たKAIZEN活動が大きなヒントであることは間違いが無いのです。
私の言うKAIZEN活動では、すべての人が付加価値を付け、そしてその付加価値をさらに高めるダイナミックな会社の状態にすることであります。
企業(事業)拡大を成功させるには、高効率な最新の成功企業モデルを確立することが重要であります。そのためには、ファンダメンタルなアプローチとして、スタンダリーゼーションと個々の仕事の再定義を確立することが必要条件となります。それは、「人は全ての仕事において付加価値をつけ、付加価値を上げる仕事のみ。そして、人でなければ出来ない仕事をしてもらう。」という事であります。言い換えれば、人が必要でない仕事はしないという事であります。(コンピューター化も一つの方法)
理想的な企業を確立し成長するには、以下の三要素を明確に意識して進める必要があります。
スタンダリーゼーションをベースとした人を生かすシステム。情報の共有化、一元化による高能率マネージメントシステム。
テクノロジースタンタードによる情報処理の自動化、一元化。コアテクノロジーの確立によるビジネスの拡大。ブレークスルーテクノロジーによる差別化。
正しい価値観の共有化を元に、システム、テクノロジーを高め続ける高付加価値集団。常にクリエティブなチャレンジを求め成長する個々と集団。
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