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真の価値の創造と人の生かし方

真の価値とは今の世の中にないものを生み出す事である。その事に人を使う事、これが人の生かし方である。

多くの人は、現在ある先端の技術やコンセプトを知らないで価値ある仕事をしていると錯覚している。又、多くの会社では社員が創造性豊に価値ある仕事をしていると思っているが、実は長い時間と労力を費やしたにもかかわらず、今の世の中や自分の会社の中に既に存在する技術やコンセプトを活用しないで(知らないで)、只、少し形の違う物を開発しただけであると言うケースが多い。ここでの真の価値は、少し違った形のみが真の価値に値する創造であり、それ以外はまったくの無駄である。ただし、その個人は勉強になったかもしれないが。

これは技術やコンセプトの情報の共有化(コミュニケーション)が出来ていない悲劇である。現在の高度化した情報化社会に置いてもこの悲劇は続いている。新しい製品を設計する場合、創造性豊かに設計している様に思っているが、実はその殆どが、既に存在する進んだ技術を知らず、ムダに時間と頭脳を使っているだけの事が多い。最悪は、創造性豊かに現状より価値の低い製品を設計してしまったり、良く似た機能の部品の種類を増やしてしまったりする事である。これらは、頭の使い方を間違ったために発生する悲劇ある。頭の使い方を変え、技術の理論化や技術・機能・製品の標準化を行い、その標準を高度化する事のみに人の頭を使う。例えば、新しい車を作る場合、製造現場の段取り替えで言えば、内段取りと外段取りを分離し、短時間に段取り替えをするのと同じである。新しい車だから、1から内段取りで全てを始めるのではなく、外段取りで各々に高められた理論化・標準化された技術やコンセプトそして部品やモジュールを、いかにうまく使うかである。

これは、開発部門だけではなく、生産技術部門、製造技術部門、販売部門、製造現場のすべてに共通する経営の課題である。又、これは人間が働く全ての産業の課題である。

この課題を達成する事により、新製品開発から量産までのリードタイムの極小化、コストの極小化、製品品質の信頼性の極大化が達成できる。そして人の真の価値ある仕事の高密度化が達成でき、人々を感動させる活力ある人生、活力ある人、活力ある集団、活力ある会社、活力ある社会が生まれる。
これが真の価値の創造であり、人の活かし方である。これがKAIZENの目的であり、世界一を勝ち取る会社の必要条件である。

2005年4月23日 土井喜久


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